O’Jizo 5th album

Wa

9名のゲスト海外アーティストを迎えてつながる「Wa」。
O’Jizoの数々の旅の記憶と、響き合うよろこびに溢れた珠玉のセッション・アルバム。
 
Wa

Wa / O'Jizo

2026.09.19 on sale / 全6曲 / ¥3,000(tax included) 発売元・販売元 / O'Jizo
1. Tony feat. Brian Finnegan
Tony (composed by Brian Finnegan) / The Striking Clock (composed by Alan Doherty / Grada)
2. Reels feat. Enda Scahill
The Reconciliation / The Plough and the Stars / The Green Mountain
3. Polkas feat. Clíona Halley & Darragh Carey Kennedy
Ned Kelly’s (composed by Ned Kelly) / Pop Polka #1 (composed by Damien Mullane) / The Lighthouse (composed by Nuala Kennedy)
4. Slides feat. Clíona Halley & Darragh Carey Kennedy
Johnny Boyle’s Slide / Bedford Cross / Palm Sunday
5. Echoes of Goderich feat. Evan Powell & Nicolle Fig
Memories of Father Angus MacDonnell (composed by Mike MacDougall) / The Fox in the Thatch (composed by John Dwyer)
6. Reels feat. Shannon & Matt Heaton
Kiss the Maid behind the Bar / The Blackhaired Lass
7. Jigs feat. Shannon & Matt Heaton
Eddie Moloney’s / Blue Devils’ Jig (composed by Nuala Kennedy) / Wise Nora
8. Waltz for Mum and Dad (composed by Rune Barslund)
9. Maurice Lennon Tribute to Larry Reynolds feat. Jake James
Maurice Lennon’s Tribute To Larry Reynold (composed by Maurice Lennon) / The Kesh
10. Johnny Cope
Johnny Cope / O’Raghallaigh’s Grave
 
豊田 耕三 Kozo Toyota / Flutes & Whistles
長尾 晃司 Koji Nagao / Guitar & Mandolin
中村 大史 Hirofumi Nakamura / Accordion & Bouzouki

Featured Musicians
Brian Finnegan / Whistle
Enda Scahill / Banjo
Clíona Halley / Concertina (Fiarock)
Darragh Carey Kennedy / Banjo (Fiarock)
Evan Powell / Piano (Fiarock)
Nicolle Fig / Bodhran (Fiarock)
Shannon Heaton / Flute
Matt Heaton / Guitar & Bouzouki
Jake James / Fiddle

Produced by O’Jizo
Mixed by O’Jizo, Shinsuke Sasakura (6&7)
Mastered by Shinsuke Sasakura@Sunset Tower Studios
Cover designed by Koji Nagao
【CDのご注文はこちら】 ojizo.org@gmail.com
(件名に「CD注文」、本文にお名前とお送り先を明記ください。)
*過去作の購入も可能です。お気軽にお問い合わせください。

Movie

YouTube Shorts
   

About Wa

タイトルの “Wa” は多義語。和(Peace, Japan)、輪(Circle)、わ!(感嘆詞)、あるいはWonderful Artistsかもしれないし、ゲストミュージシャンのレコーディングに際し何度も口からこぼれた ”Wow, amazing!” の頭文字かもしれません。
O'Jizoが北米を中心とした海外に進出するようになって10年が経ちました。
アメリカの西海岸のフェスティバルから始まった海外ツアーは、2022年カナダでのGoderich Celtic Roots Festival 以降さらに広がりを見せ、アメリカ最大級のフェスティバルであるMilwaukeeやDublin Ohio、そして、アイルランドまでに至ります。
この10年の間に出会い共演した沢山のアーティストとの素晴らしい縁を形にしたいという想いから生まれた本作品は、総勢9人のゲストを迎え、トラック毎に違うゲストとのレコーディングを敢行しました。選曲についても、海外滞在中に出会った曲や、関わったアーティストが書いた曲を中心に、O'Jizoにとって旅情溢れるものとなっています。
日本で生まれ育ち、やがてアイルランド音楽やケルト音楽に出会ったO'Jizoの音楽が、世界とつながるいまに感謝とリスペクトを込めた意欲作です。

The title “Wa” carries many meanings. It stands for Wa (Peace, Japan), Wa (Circle), and Wa! (an exclamation of delight). It might mean “Wonderful Artists,” or perhaps the initials of “Wow, amazing!” that escaped our lips so many times while recording with our guest musicians.
It has been 10 years since O'Jizo first expanded its reach overseas, focusing primarily on North America. What began with festival performances on the West Coast of the US has continued to grow—especially following our appearance at the Goderich Celtic Roots Festival in Canada in 2022.
Since then, our international tours have expanded to major events such as Milwaukee Irish Fest and Dublin Irish Festival in Ohio, leading us all the way to Ireland.
This album was born from a desire to bring to life the incredible connections we’ve made with so many artists over the past decade. Featuring a total of nine guest musicians, each track was recorded with a different artist. The selection of tunes is deeply tied to our memories of travel, featuring songs we encountered during our tours abroad and pieces written by artists we collaborated with.


〈曲目解説〉

1. Tony feat. Brian Finnegan
Tony (composed by Brian Finnegan) / The Striking Clock (composed by Alan Doherty / Grada)

ブライアン・フィネガンのソロアルバムに収録される『Tony』という曲を豊田が前々から気に入って聴いていたところ、ブライアン本人が自身のバンドFlookの来日よりも何日か先行して来日し、スケジュールにも空きがあるという話を聞き、本人と一緒にこの曲を録ろうを決めたことがこのアルバムのコンセプトのきっかけとなった。キーも原曲とは違ってD管で演奏、アレンジはブライアンがその場で新たなものを考案し、後でこれを豊田にフルートで吹くようにと宿題まで出していった。2曲目の『The Striking Clock』は以前よりO’Jizoで別のセットに組み込まれて演奏していた曲。

2. Reels feat. Enda Scahill
The Reconciliation / The Plough and the Stars / The Green Mountain

豊田が2005年に初めてアイルランドに行った時にMairtin O’Connorバンドがライヴの頭に演奏して、伝統曲3曲の組み合わせでありながら、その緻密に計算されたアレンジと選曲、会場の盛り上がりに衝撃を受けたセット。これまで様々な場所で長らく演奏してきたが、2年前のミルウォーキーのフェスティバルでエンダ・スカヒルがO’Jizoのステージにゲスト出演してくれた時に一緒に演奏。

3. Polkas feat. Clíona Halley & Darragh Carey Kennedy
Ned Kelly’s (composed by Ned Kelly) / Pop Polka #1 (composed by Damien Mullane) / The Lighthouse (composed by Nuala Kennedy)

2024年1月のダンドークで開催されたショーケースにO’Jizoが参加し、そこで初めて会ったのが豊田の憧れのフルート奏者の一人ヌーラ・ケネディ。彼女にもらった新しいソロアルバムの中でも一際耳を引いたThe Lighthouse Polkaを軸に、同年Feile TokyoでRise The Dust Ceili Bandのブレンダン・ドイルがワークショップで教えた2曲を加えてセットを構成。Pop Polka No.1のダミアン・マレーンにもダンドークで遭遇し、ネッド・ケリーに至っては2026年の7月に豊田がCCE本部で開催されたTTCTという指導免許取得コースで偶然にも講師として来た彼に巡り合うという縁の強さ。
ゲスト奏者にはそのダンドークとカナダのゴドリッチのフェスで出会ったバンドFiarockからバンジョーのダラとコンサティーナのクリオナが大阪万博の奏者として来日した際にレコーディング。

4. Slides feat. Clíona Halley & Darragh Carey Kennedy
Johnny Boyle’s Slide / Bedford Cross / Palm Sunday

Polka同様、ゲスト奏者としてFiarockのバンジョー奏者ダラとコンサティーナ奏者クリオナが参加。一曲目のSlideはクリオナとダラが挙げてくれた候補の中からセレクト。

5. Echoes of Goderich feat. Evan Powell & Nicolle Fig
Memories of Father Angus MacDonnell (composed by Mike MacDougall) / The Fox in the Thatch (composed by John Dwyer)

中村が2022年のゴドリッチのフェスでオンタリオ出身のシンガー、ダンサー、ピアノ奏者のEmily Jean FlackとCherish The Ladiesのピアノ・アコーディオン奏者ミレッラ・マレーからクラスで習った曲のセット。
2022年に同フェスに前年の新人登竜門コンペで優勝し初参加したO’Jizoは、まだ担当コマ数が少なく、同じ講師でありながら他の講師のクラスに潜り込むことができた。  ゲストにはFiarockのピアニスト、エヴァンとバウロンのニコルが、こちらは遠隔のレコーディングで参加してくれている。

6. Reels feat. Shannon & Matt Heaton
Kiss the Maid behind the Bar / The Blackhaired Lass

2024年のゴドリッチのフェスで再会、共演を重ねたヒートン夫妻が、2025年の春に来日した際にレコーディングを実施。
スタジオで多少セパレートになりながらも全員でせいの一発録りした録音。

7. Jigs feat. Shannon & Matt Heaton
Eddie Moloney’s / Blue Devils’ Jig (composed by Nuala Kennedy) / Wise Nora

トラック6と同じく、ヒートン夫妻とセッション的に録ったセット。
1曲目と3曲目は2024年のゴドリッチでシャノン・ヒートンのクラスに豊田が潜り込んで習得。
2曲目はトラック3と同じヌーラ・ケネディの作品。
彼女とは2026年夏のミルウォーキーで再会を果たし、さらに彼女は同年12月のケルティック・クリスマスで来日が決定とやはり縁が強い。

8. Waltz for Mum and Dad (composed by Rune Barslund)

デンマークのピアノ・アコーディオン奏者ルーネ・バースルンの作品。ケルト系ではないが、その美しさに豊田の最も好きなフルート奏者マイケル・マクゴールドリックがカバーするなど、ケルト系のミュージシャンによく演奏されている。
この曲とトラック10だけはO’Jizo 3人だけのシンプルなトラック。
豊田が個人レッスンを長年受け持っている生徒さんが発表会で取り上げたのがこの曲を知るきっかけだった。

9. Maurice Lennon Tribute to Larry Reynolds feat. Jake James
Maurice Lennon’s Tribute To Larry Reynold (composed by Maurice Lennon) / The Kesh

1曲目の存在を知ったのも豊田が長年受け持つ錦糸町のカルチャーセンターのクラスでこの曲を生徒さんの一人が取り上げたからだったが、同曲が2022年のゴドリッチのフェス中のセッションで出てきた時にある程度一般的に弾かれる曲であることを認識し、積極的に弾くようになった。
その後レコーディング候補曲としてピックアップし、アルバムをプランニングしていたところに2024年のダンドークで偶然作曲家でフィドル奏者のモーリス・レノン本人にバッタリ巡り逢うことができ、許可を取るばかりでなくご本人と一緒にこの曲をセッションで弾く幸運にも恵まれた。
2曲目は世界一有名なアイリッシュ・チューンの一つ。
ゲストにはGoderichのフェスティバルのホームバンドRunaから、これまで何度もフェス中のステージにゲスト参加してくれているフィドルのJake Jamesを迎えた。

10. Johnny Cope
Johnny Cope / O’Raghallaigh’s Grave

6パートにも及ぶ長い長いホーンパイプ。一曲だけで壮大な冒険を思わせる古い伝統曲。
マイケル・マクゴールドリックらの録音で覚えた。
ここにスローエアの『オライリーの墓』を組み合わせ、途中からはエアが背後で流れるような構成を取った。
ライヴではルーパーを使って実際にホイッスルのホーンパイプとフルートのエアを同時に鳴らす試みをしている。
O’Jizoでは実は過去にも別のメロディの『オライリーの墓』を収録しているが、調べたところによるとファーストネームが違う別の人で、別の曲ということらしい。